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日本のワインと肴

ルバイヤート ヌーヴォー 甲州辛口と「牡蠣の酒蒸し」

早くも師走も半ばとなり、ぐっと冷え込んでくると一層美味しくなるのが
冬の味覚「牡蠣」。

数年前まで苦手食材だったとは考えられない程、今では牡蠣は大好物。
生牡蠣にレモンをきゅっと絞って食べるのも最高だが、こう寒くなると
やはり焼き牡蠣やグラタンが旨い。

ということで、殻付牡蠣を安く手に入れるなら此処と出掛けたのは
御徒町の「吉池」。今日もサロマ湖、仙鳳趾、三陸と多彩な牡蠣が
ずらりとお目見え。

そんな中、ふと目にとまったのが小さめの不揃いな牡蠣が「目玉商品」と
びっくりするくらい安く売られていたコーナー。
500グラムで380円、個数にして15個程度、「酒蒸しがお薦め」と
書かれた牡蠣。
浅利より安いのではという価格に魅せられ、ついつい購入。

早速、実は初めての牡蠣の酒蒸しをつくる。
(つくると言っても、フライパンに牡蠣を敷いて酒、水を少々振り入れ
蓋をして火にかけるだけ)
ルバイヤート ヌーヴォー 甲州辛口と「牡蠣の酒蒸し」_b0308662_1418535.jpg

殻が若干開いたところから指を入れてパカッと開けると、ふくっと艶やかに
膨らんだ牡蠣がお目見え。(^^)

ううぅぅ、なんて美味しそうなんでしょう。
早速ぱくりと口に入れて、ほくりと噛んでみると・・・
・・・甘い!
何だろう、この甘さは・・・とにかく牡蠣の旨味がぎゅぎゅっと凝縮されて
美味しさが最上級の甘味として昇華されたような極上の旨さ。
それに牡蠣ならではの磯の香りがふわわっと鼻孔をくすぐり悶絶する
ほどのひととき・・・。

いやー、これは堪らん。
これはいくらでも食べられる。嗚呼、500グラムとかケチ臭い事言わずに
1キロ買ってくれば良かったと後悔しきり。
ルバイヤート ヌーヴォー 甲州辛口と「牡蠣の酒蒸し」_b0308662_1422281.jpg


ちなみにこの日合わせたワインは、もちろん白。
今年の新酒、丸藤葡萄酒工業ルバイヤートヌーヴォー 甲州/辛口
ルバイヤート ヌーヴォー 甲州辛口と「牡蠣の酒蒸し」_b0308662_14243718.jpg

フレッシュでフルーティー、さらりとした呑み心地のこちらは、淡麗辛口の
日本酒のようでもあって、酒蒸しした牡蠣の旨味を十分に引き出し、
ワインも牡蠣も双方が進んでしまいそう。

牡蠣の産地に生まれ育った方々は、こうした食べ方は日常茶飯事
なのでしょうか・・・。
酒蒸しというと浅利というイメージがあり、牡蠣を酒蒸しにするなんて
勿体ないくらいに勝手に決めつけていたけれど・・・。

まだまだ世の中、知らない美味しいもので溢れているのだなぁ。




by vinojapon | 2013-12-13 00:00 | 甲州(山梨)

主に国産ワインと酒の肴について綴ります。別ブログ「Next cuisine」ではquesoという名前で野鳥写真を掲載しております。
by vinojapon

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